Free Blog*仕事も趣味も

2018年〜フリーで働き始めた独身女フリーランサーです(^○^) フリーランスのこと、ノマドワークのこと、やっぱり気になる美容や健康、趣味のこととか書いていきます!※アフェリエイトサイトを利用しています

〜新卒採用〜体育会学生は就活に有利?その本当の「真相」を徹底解説!

ぶっちゃけます。とある記事に対しての抗議記事です。が、内容はきちんとした知識によって専門性があると考えていただいて大丈夫です。就活生の方、人事の方は参考にしてください。

<目次>

問題の記事

とある方が体育会学生の就活についてこんな記事を書いていらっしゃいました。(どの記事かは言及しないでおきます。そのため、引用の形態にしてますが、リライトしてます)

体育会学生が就活に有利な理由

1つは自己PRに困ることがないということ

1つは単純に体力があるから

これ、「分かってない」です。キャリアブログを書いていらっしゃる方ですが、私はこの記事を書いた方にキャリア相談したり、他の記事を参考にするのはオススメできません。(実はこう言った内容の記事を書かれたため、ちょっと怒っていますw)

 

面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略

面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略

 

 

私が怒っている理由

元々その業界で深い関係があったからです。つまり、私は元その道のプロです。体育会学生のメリットとデメリットを知っていますし、データとしても理解しています(データは数年前のものですが)。ただ、大きく間違っているというわけではなく、本質が全く書かれていないんです。上っ面だけの浅い内容なんです。

  • 事実ではない内容
  • 大きな誤解を与える記事である
  • 自分の知識の無さをごまかしている

そんな記事を「キャリアブログ」を書いている方が書いたこと、少し調べればデータも出てくるのにデータがないからと記載していたことに怒っています。「プロ意識がない」と。(つまり、勝手に私が怒っているだけですがw)

 

だってそうじゃないですか?この記事を鵜呑みにした体育会学生は本当にかわいそうです。だから私は、その記事を見た学生、人事の方、その他体育会学生と関わることが1秒でもある方に少しでも本当のことを知ってもらいたいからこの抗議記事を書きます。

 

【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】

【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】

 

 

私のこの分野における経験

キャリアアドバイザーとして年間1,000人以上と関わっていた時期があります。東大生から、偏差値40前後の大学の学生まで、学校レベルに関わらずに対応し、人事がわの営業も年間100社以上を担当していました。さらに大学の就活講座の登壇経験もあります。

 

だからこそ、その学生側、人事側どちらかだけの人や大学のキャリアセンターだけの人とは違ったたくさんの経験と知識を持っています。それもリアルな。ただ、その業界にどっぷり浸かっていたのは数年前なので、リアルタイムではないことはご理解いただければと思います。

 

そもそも体育会学生って何?「体育会系」じゃないのか?

体育会“系”の“系”って言葉がどういう意味かをきちんと把握しておいたほうがいい。

けい
〗 ケイ
  1. 1.
    いとすじ。すじ。ひも。つながり。一つづきの関係をなすもの。
     「系図・系統・系譜・系列・世系・大系・体系・家系・直系・母系・傍系・太陽系」
  2. 2.
    体系(としてとらえられるもの)。システム。
     「公理系・測定系・力学系・神経系・人間機械系」

頭の良い方はもうお分りいただけましたよね?

 

 

体育会

体育会とは、大学の公式登録されている部活で、各大学各種目最大1つの団体しかない。その大学代表の部活のことであり、そこに所属する部員のことを指す場合もある。その部の歴史や大学ごとに特色も異なりますが、強い部、歴史のある部ほど規律が基部しく、「4年生は神様・1年生は奴隷」と言われる事も少なくない。

 

種目やその大学のカラーなどで部員の生活環境や価値観、志向や能力にも特色が出てくる。

 

例えば、就活においては早慶のアメフト部の多くはこの会社・この業界が多い、上位校のラクロス部は業界を問わず「自ら考えて動ける」と人気、など大まかに理解することができます。

 

ここで全てを語ることは難しいですが、そういった特色があるということをお分りいただければと思います。

 

体育会学生の就活は学術的に研究もされている分野

などの大学教授が研究し、データなどで分析を行なっている。その他にも研究を行なっている教授を探してみると面白いかもしれない。

 

「会社四季報」業界地図 2018年版
 

 

体育会で身に付くものの一例

競技の種類やその大学の競技レベル、大学ごとの特色等にもよるので参考までにしてもらえればと思うが、いくつか例をあげておきます。

1)目標達成の力

あえて目標達成「能力」とは言わないでおく。大学生の中の多く、特に1〜2年生は目標を持たず日々を過ごす人が非常に多い。だが、体育会学生は少なからずレギュラーになる、大会に出る、優勝する、など目標を持っている学生が圧倒的に多い。

そしてその目標達成のために何をすべきかを逆算したり、自分がその目標に対して今どの位置にいるかを把握して努力できる力を養っていく。

 

2)組織で生きる力

大学生の大半は自由に生きている。これは大学に通ったことがある人ならすぐに納得してもらえるだろう。

 

大学の体育会は「組織」だ。学生だけで組織されている部もあればOBや学校側の教員などが大元になり、部員がその下として組織されている部もある。だが、確実に組織である。

 

先輩に可愛がられる力、同級生と力を合わせて何かを遂行する力、後輩を指導する力、など個々に特性は出るだろうが、それらを大学で

 

3)外部とやりとりするオフィシャルの力

これは体育会の中でもさらに一部の学生になりますが、総務やキャプテン、学連(その種目の大会運営や全国の部の総まとめ機関)など役職のある学生は、公式文書を発行したり、公的な場所での発言、登壇経験に優れています。

 

特に学連の学生役員メンバーはインカレ(インターカレッジ=大学生の全国大会)の運営などに関わり、かなり年配のお偉いさんや皇族の方と関わる機会があったり、1000人を超える規模の前で登壇経験があったり、マネジメント経験があったり、対外的な交渉経験があったりする学生もいます。

 

その他個別の能力1

ラクロスなどのカレッジスポーツと呼ばれる種目やマイナースポーツなどの歴史の浅い部活の場合、環境があまり整っていない場合も多く、監督を自分たちで探したりトレーニングメニューを試行錯誤、部費などの管理や練習試合を組んだりも学生が全て行なっている大学も少なくありません。通常の学生生活では経験することのない場面です。

この経験をすること自体がその後の人生においてメリットですが、この経験を通じて得たもの、開花した才能も少なくないでしょう。

 

その他個別の能力2

人から言われなくても自分のやるべきことをやるというのが個人競技でのし上がった経験のある学生は、人の見ていないところで努力ができる能力に長けているでしょう。

サボりたい時にサボらず踏ん張れる、目標に向かって自分の意思で努力できると「分かる」というのは本人にとっても周りからしても安心材料でしょう。

 

体育会学生の一部は「文武両道」

体育会学生は勉強ができない、頭が悪いと思われがちですが、実はスポーツ推薦以外で大学へ入学し、体育会の部活に入っている学生も少なくありません。大学で言えば国公立はそういう学生が圧倒的に多く、慶應や青学もその傾向が強いです。スポーツで言えばマイナースポーツはその毛色が強いです。

 

そういった学生は付属校推薦や学力で入学しています。

 

その他、スポーツ系の学科・学部以外であれば、体育会学生は一般学生より単位をとりずらいことも多いので、4年できっかり卒業資格を得られる状態を作る学生は要領が良いか、頭が良いかですね。

 

「地頭」力について

地頭力という言葉を知っているだろうか?体育会学生の中には多くの地頭力に優れた学生がいます。どうしてそうなったのかは計り知れないが、競技成績の優れている学生がその傾向がより強い。おそらく地頭力が良いからこそ競技成績が良いのでしょうね。

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

 

 

体育会が就活に強い理由(メリット)

まずは、少し古い記事ですがしっかりとしたデータに基づいた記事なので紹介しておきます。

1)希少性

紹介した記事にもあるが、「体育会」の学生は全学生の中でも7〜8%だ。最近はもっと減っていると言われている。人事も“人”なので、ありきたりのサークル、バイトのエピソードはESの時点から「飽きている」ことも多い。

 

もちろん体育会学生の能力もあるが、珍しいことがすでにメリット。体育会の部の内情を話すだけで面白がってくれる、興味を持ってくれる人事も少なくない。

 

2)自分の長所をPRしやすいエピソード

部活の経験は、自分の長所をPRするエピソードとして話題に困らない。体育会学生にとって当たり前なことも、一般学生からすると当たり前ではない。長所を裏付けるわかりやすいエピソードが部の経験にはある。

 

3)対人スキル

先の体育会の特徴にも書いたが、先輩に可愛がられる能力、後輩教育能力、同級生との調整能力など、何か一つは持ってないとぶっちゃけ体育会の部活にい続けるのはキツイ。

 

その培った対人スキルは社会に出ても役立つモノ。あなたはその対人スキルをどんなところで発揮できた?それを考えてみてくださいな。

 

4)コネ/OB・OG

大学生の場合、ゼミやサークルのコネで情報を集めることが多いと思いますが、それでも自分の被っている学年の先輩以外のOBやOGを頼るのは難しいでしょう。でも体育会学生の場合、それ以上の年齢の先輩が力になってくれることがあります。

 

そう言ったOBが役職者であることも少なくないですね。

 

5)“組織”というモノへの慣れ

高校までで“組織”から離れた人と、大学時代もどっぷり浸かっている人では会社に入った時のその対応の早さが違います。“組織”は多くの場合理不尽です。そこに対して不満はあれど理解して進める社員の方が会社は都合が良いということはわかるでしょう。

 

6)体育会学生のそれぞれの能力 

そのほかはここの学生により違うでしょうね。リーダーシップを発揮する人、人の嫌がることが出来る人、物事をきちんと整理して対外交渉が出来る人、ひたむきに目標に向かって努力ができる人、その個性は様々あると思います。 

 

 

体育会学生の就活に置ける3つのデメリットとその対策

1)多忙

部活の時間と就活の時間、そして残りの単位の取得、バイトが必要な人もいるでしょう。通常の学生よりも「部活」というタスクが一つ多いので、時間がないのは必然とも言える。その葛藤に苦しむ人は少なくないだろう。

 

説明会や面接などの日程調整に苦労する人もいるだろう。そう言った場合はきちんと状況を伝え、日程調整を企業に依頼することをオススメする。

  • 引退まで後悔をしないように自分の役割をまっとうしたい
  • その会社に興味があって、是非選考を受けさせてほしい
  • この日程なら選考に伺える(選考調整が可能な日程の提示)

これらの情報はきちんと伝えるべきだ。

 

2) 先入観

「体育会学生は筋肉・体力だけ」「頭を使えない」そんな先入観を持つ人は少なくない。だからこそきちんと体育会学生としてではなく、“自分”を採用するメリットをアピールする必要があるということだ。その会社が、“あなた”を採用するメリットをきちんと提示してほしい。

 

3)懸念点

体育会学生の一部は、就職が決まった後にやっぱりスポーツを続けたいという人も少なからずいます。そして海外へ道を探すために旅立ったり、社会人でもできるスポーツに出会って会社を退職する人もいます。

 

これは、通常の学生でももちろんあり得るケースなのですが、体育会は辞める理由がスポーツとリンクするのでより印象に残りやすいんです。退職率は一般学生も変わらないのに、そこに注視され、「スポーツを続けたいのか?」と質問されたりします。この質問については『趣味で続けようとは思っているが、きちんと仕事をやっていきたい』としっかり明確に答える必要があるでしょう。

  

2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ!

2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ!

 

 

体育会学生が就活を有利に進めるために

使えるものは全て使うといいと思います。それを“使える”、情報を自分に有利に“使いこなせる”、周りが自分のために“何かしてくれる”のも、あなたがそれまで何かを積み重ねてきたからです。

(1)体育会人材のプロ会社を“利用”する

今はマイナビリクルートでも体育会人材に特化した部署を立ち上げてはいますが、それらは全て下記2社の模倣に過ぎません。また、ここだけの話、数年前にリクルートが部署立ち上げ時には下記の「アスプラ」に挨拶に行っているほど。

 

今はたくさんの企業が体育会人材採用事業を行なっているが、その分野の大手?と呼べる2社を紹介します。

1:元祖体育会就活サポート会社

元祖と言ってこの業界の人が反論することはないであろう会社。元々上位校(MARCH以上)に特化した会社と下位&中位校を得意としていた会社が合併した、言わずと知れたこの業界の最大手。 

 

2:体育会就活サポート会社最多の拠点数

アスプラと並ぶ体育会就活支援会社で、拠点が多い。北海道から九州まで拠点がある、この業界では珍しいタイプの拠点数を持つ会社です。

 

(2)「体育会だから」ではダメ。

「体育会」というのが有利であることはもちろんだが、先に書いたようにデメリットももちろんある。それに、人気会社であればあるほど、「体育会」を押し出しただけの就活はぶっちゃけ“バカがすること”です。本当にどこでも入れる会社であれば良いというのであればそれでも良いですが、狙う会社、希望があるのであればきちんと対策しましょう。

 

あと、「体育会」でも、通常選考ルートを経験しておく時間があるなら、した方が良いし、情報を収集するためにもマイナビリクナビなどにも登録しておいて良いでしょうね。

参考になるブログ

1:元・アスプラ社員の方の就活ブログ

残念ながら今はもう退職され、ブログの更新はほぼないのですが、くだけた口調で就活・採用の本質や役に立つ情報が書かれているので参考になると思います。

 

2:現役・体育会就活専門の会社社員のブログ

体育会就職一直線 | 体育会系専門キャリアコンシェルジュの就活応援日記

個人的には体育会“系”というのが入るだけで頑張っているサークルが含まれると考えてしまいますが、それはさておき、リアルな情報は載ってます。ただ、企業向けの情報があったり、読みにくさは多少感じます。

 

3:採用人事の方のブログ

残念ながらこちらも最近は更新されていません。人事側から見る学生種別についての特徴が書かれてますね。これが全てではないですが、その他の記事も参考になると思うので。

 

女子のキャリア―“男社会”のしくみ、教えます (ちくまプリマー新書)
 

 

まとめ

たくさん色んなことを書きましたが、就活は結局「私はあんたらの会社の利益になるんよー」ってアピールが出来る人が有利です。ご自身の何が利益につながるかを考えてもらえればと思います。

 

今回は「新卒採用」について「体育会学生」というジャンルについて書きましたが、私自身は会社員もやり、学生時代に仲の良い友人には公務員が多く、親族も地方公務員、そして派遣社員を経験して今のリモートワーク専門フリーランスです。

 

だからこそキャリアについて色々考えてきたし、参考にはしていただける経験をしてきたつもりです。ただ、こう言った経験はあくまで私の主観に基づいたものです。だからこそ「参考」に留め、最終的にはご自身で「決断」してもらえればと思います。

 

何かご意見・ご質問などがある方はお気軽にコメントやはてブ!、Googleフォームにてご連絡くださいませ。

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます!読者登録はこちら(*^▽^*)

 

 

スポンサードリンク