【教育と教行】女子中学生の実態 〜何故勉強が出来ないのか〜
*今回の記事は私の意見を自由に書いています。異論は受け付けておりません。あくまで参考としてお読みくださいませ。
私は教員免許を持っていて、両親共に教員で、私の親友は出産するまでは教員でした。友人の多くは教員になっています。
更に私自身が大学時代には、大学教授とも仲が良く、本来学科が違って受けられない授業を教授の好意で受けさせてもらったりしていました。社会人として研修もかなり受けましたし、自身も研修や講義をする経験をしました。そして今は家庭教師もしています。
何が言いたいか。記事をお読みください(笑)
<目次> |
この記事のテーマ:「教育」
「教育」と言う観点について、いくつかの観点から把握して語ることができると言うことです。これはちょっと自意識過剰かもしれませんが、そこらへんの下手な教師より「教育」を知っていると思います。
少し切り口が鋭角ではありましたが、本気で思っています。(クレームは受け付けませんw)
今回はそのカケラを、女子中学生の実態と合わせて少しネガティブな視点から語ろうと思います。
「きょういく」
今家庭教師で女子中学生を数名見ています。保護者の方とも話をします。自分の母親や、子供を持つ友人や先輩方の意見、教育論についての講演やディベートを聞いたり、本などを読んで思うことが色々あります。
教育とは、「教えて育む」と書きます。でも、勉強が苦手な子は「教行(きょういく)」になっていると感じます。育まれていない、と強く感じます。
逆効果
とあるご家庭の実際の話です。そのご家庭の娘さんの学年は、全体的に学力が低く、自宅学習をしない傾向にあり、中学2年生が終わって3年生になる前の春休みに学校の教師陣(全教科)が、保護者ですら驚くような量の宿題を出したのだそうです。
このやり方をどう思われますか?生徒は危機感を感じて勉強をするようになるでしょうか?
今大人の方は、自分が学生だったことを思い出して見てください。それほどたくさんの宿題が春休みに出されたらどうしますか?
友達と協力して片付けるのではないでしょうか。
つまり「力にならない」んです。やっつけ仕事、行うだけ、育まれていない。だから学力は上がらない、勉強が嫌いになる。達成感だけが残る、くらいでしょうか。
女子中学生の実態
私が家庭教師で見ている数名の女子中学生は共通して「コミュニケーションがあまり得意ではない」です。毎回、前回から何かいいことあった?と聞いたり、イベントがあったらその感想を聞きますが、大した話を聞き出すことはできません。
でも、その割に「言い訳は得意」です。
これはこれまでの「教行」の賜物だと、私は思っています。個々に個性はありますが、それが私が今直面している実態です。
苦手教科は数学
まあ多いですよね。私も中学時代、数学は得意ではありませんでしたが、何故か好きな先生が数学の授業をしていた年に定期テストで2回100点を取っています。でも、高校では唯一の赤点を数学で取ると言う偉業を成し遂げました。
何が言いたいかというと、数学の授業って女の子からするとつまんないし理論っぽくて興味が持てないんです。数学の教師ってほら、理系男子が多いじゃないですか。私が好きだった数学の先生は女の先生でした。(怖かったけど好きだったw)
多くの女の子は、数学の授業がつまんないから苦手なんです。 特に文章問題が理屈っぽくて見るだけでもう無理、って子が多い傾向にあります。
年頃の女の子は本当にわかりやすいように興味を持ったものはとことん熱中したり、記憶します。アイドル数十人の名前や血液型、誕生日を覚えたり、好きな漫画のストーリーを細かいところまで語ったり、好きな男の子の事を日付まで回想したり。
大事なのは塾や家庭教師ではない
言い切りましたが、塾や家庭教師が週に3日以内なのであれば、と付け加えさせてください。週5の塾や、土日も通うような場合にはそれだけでかなりの勉強時間を確保できますし、質も高いと思います。
でも、週に3日以内であれば、多くても1週間に勉強の固定時間は6時間ほどではないでしょうか?少なければ週に1回、1時間でしょう。
これで学力が上がるか?厳しいですよね?
私が家庭教師で教えている子達は、週に1回1時間の授業です。それ以外は自宅学習、宿題を出しています。まあ、やって来ない子もいますがw
大切なのは「自主学習」だと私は考えています。
宿題をやったのをやった日に送ってもらうようにして、1週間で5教科全ての自宅学習をさせるようにします。それを授業の前に見てその日の指導で復習やフォローが必要ならします。そうすることで、どの教科の何につまづいているかも、1時間の授業だけでわかります。
ちなみに、宿題を出すことは、「勉強って言われても何するん」って言う子や、「問題集最初っから全部やるとか無理」って言う子にも効果的です。今の日本人には多いですよね?「言われれば出来る子」。
宿題をやらない子はどうするか
本人に合わせます。と言っても、全くやらない、のではなく、週に30分を2回ならできそうかな?とか、今週は部活あるなら、1日だけはやろうか、とか。テスト前だから1日のページ数増やすね、とか、コミュニケーションで量を調整します。
全部絶対やってね、は結構やらないですw
やったフリして回答写すか、できませんでしたと言って空白で出してくるかですw5日分出して2日だったとしても、やって来なかった3日分ではなく、2日分やったことにフォーカスします。そして次の宿題を本人と相談して出します。これの繰り返しです。
「慣れ」させる
勉強に慣れさせる。文章問題に慣れさせる。宿題をやることに慣れさせる。全て慣れ、習慣にさせてしまうことを目標に私は子供と接します。当たり前になれば苦痛ではなくなります。
どれだけ短期間でどれだけ多くの当たり前を作ってあげられるかが、私の役目だと思っています。これは子供の教育に限ったことではなく、大人も同様です。ビジネスにおいても、自己啓発においても、良い習慣を当たり前にする事は、成功の近道と言われています。
まとめ
私の意見と、私が見ている女子中学生の実態を書いてきました。これを読んだ方の中には色々意見がある方もいらっしゃると思います。ご意見はお気軽にコメントに。クレームは受け付けませんのであしからず。(笑)
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます!読者登録はこちら(*^▽^*)
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